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如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃 ネタバレ感想

中国ドラマ
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全87話 見終わりました。中身が詰まっていてずっしりと重たかった。

坦々と粛々と日常を描いていて、あたかも自分もその場所にいるような気持ちになったり。

ただ、『瓔珞』を先に見ていて、こちらは’散る’王妃だったので、しんどいだろうなあと🥴

案の定、暗い感じがして、これは笑える場面が無いのでは?と。しかし、結末は意外に晴れやかだったのです。

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キャスト

烏拉那拉如懿(うらならにょい)…ジョウ・シュン

乾隆帝(けんりゅうてい)…ウォレス・フォ

富察琅嬅(ふちゃろうか)…ドン・ジエ

珂里叶特海蘭(けりぇてはいらん)…チャン・チュンニン

凌雲徹(りょううんてつ)…ジン・チャオ

衛嬿婉(えいえんえん)…リー・チュン

とにかく妃が多すぎるので、このくらいしておきます(漢字を探すのが大変で…😅)。

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製作費96億を堪能

一口に言ってしまえば、絢爛豪華で雄大。

衣裳は渋めですが凝ってる。特に如懿の衣裳の配色がお気に入り。髪型も張り出してなくて上品。モンゴル系の正装にはビックリしましたが…一体何時間掛けて作ったのでしょう?役者さんも首を曲げる事も出来ないでしょうね(笑)。

要所は、CGではなく、セットを作ってるとの事で、どこを見ても全く手抜きが無い。あたかもそこに自分がいるような感覚になると言ったのは、こう言う完璧な世界を作り出してるからかもしれません。

印象深かったのは、如懿の冊法式の場面。見られて良かった、圧巻でした。当時もそうだったかは分かりませんが、皇帝の偉大さを感じずにはいられません。

そして船での巡行シーン。何十隻も連なって…これはCGかもしれませんが、「わっ、スゴい!」と、思わず声が出る程。こんなシーンは、中国ドラマでしか見れないでしょうね。

狩場の「木蘭囲場」は、胸がすくような雄大さ。宮廷を離れて、「やった、外に出たぁ」と、解放感を味わいました。この砂漠の地は、よく撮影に使われるそう。妃達も、気軽に外に出られないし、きっと「やった、出られた!」と、思ったでしょうね🤩

BGMも素敵でした🎵

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如懿という人

如懿を演じるジョウ・シュンさん、確かに声が低くてビックリしたけど、DVDのジャケットの写真も眉が無くて、う~んと思ってたけど、始まってみると、スゴい綺麗で、並みの美人には無い魅力が有りますね~

実際は、40代だそうですが、10代の可愛く天真爛漫な感じも、はまってたと思います、違和感無かった。努力もあっただろうけど、女優さんは化けます。

如懿は、とにかく冷静沈着で、考えが深い。情が有って、穏やか…かと思いきや、ここと言うところでは、凄い迫力でビシッと決める。

その迫力のシーンは、嬿婉の差し金で、皇帝が低俗な余興に耽っていたことで、嬿婉を罰する所です。

嬿婉が「私は皇帝に選ばれた貴妃よ」と息巻くと、如懿はすかさず「私は皇帝に選ばれた皇后だ!」 ここ、好きですね🤗。威厳に満ちていて、ワァ!と、声が出ました(笑)

海蘭に、「お姉さまは、情を掛けすぎる」と言われた時は、「情がなければ、この皇宮で生きてはいけない」と。

また、嬿婉は巧妙に事を運ぶから、証拠を見つけないといけないとか、時には、こちらから先制攻撃を掛けないと…とか、慎重かつ大胆。

思慮深く、優しい人間性は、やがて如懿を嫌っていた皇太后の心も動かします。皇太后の活躍は侮れません😼

また、その人柄に惹かれ親身になってくれる人がいました。辛く悲しいドラマの中で、こう言った人達が大勢いた事が救いでしたね。

作者の理想とする女性、人間像が如懿なのではないでしょうか?

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乾隆帝という人

悩める皇帝…(?) ウォレス・フォさん、イケメンです🥰 『女医 明妃伝』では、ひたすら応援していましたが、が、が、今回は疑り深く人を信じない、女好きの印象が強くて、どうしようかと思いました😁

幼馴染みの如懿と永遠の愛を誓い合い、「一生添い遂げよう」と、何度も言うので、こっちが信じられなくなって…

女好きも皇帝のお仕事、疑るのも皇帝の立場、天象を信じるのも皇帝の環境…なんですけどね。

二人で馬に乗ったり、外遊地で平民の格好でデートしたり、ラブラブだったのに、一つの切っ掛けから、どんどんほころんでいく。一度、不信感を抱いたら、中々払拭出来ませんよね。

乾隆帝にとって、如懿はいつしか古女房で母親になってましたね。「ねぇ、聞いて。あの子に凄く惹かれるんだ」ってね。

もちろん信頼も有り、有るからこそ話すのですが、聞いた如懿の気持ちは理解出来ないの?ここが理解出来なかったのですよ!、私は😾。いつも優しく受け止めてくれるって?そんな訳無いですよね😅

世間の夫婦で、こんなことやったら、叩きのめされる😱

なのに、如懿の醜聞を聞いたら、めちゃくちゃ嫉妬する、如懿の話を聞かない。もう救いようが無かったですね。

如懿の死を聞いた時、側に侍っていた妃が如懿の事をけなすのですが、乾隆帝は、「朕と皇后との事に口を出すな!」と、怒鳴り散らしました。

人は失ってみて初めて、その大事さに気付くと言うけれど、如懿が死んでからは、惨めでしたね。

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強く印象に残った人

凌雲徹…悲劇としか言いようがないです。本当に誠実で好い人だし、仕事も出来るのに、嬿婉に振り回され利用され、挙げ句、皇帝に嫉妬され、当てがわれた奥さんは最悪で不条理過ぎましたね。

ただ、嬿婉よりも如懿を愛する(?本人は、男女の情を越えてると言ってましたね、尊敬なのでしょうか?)ようになったのが嬉しかったな。そのせいで命まで落とすことになったけど。

如懿と出会わなければ、良かったのか?とさえ思ってしまったり🤔

海蘭…陰謀が渦巻き、裏切りが横行する皇宮で、この人の変わらない如懿との友情には、光を見ました。最後まで如懿に尽くし、恨まれても良いと、如懿の為に手を汚しました。

この人の存在が如懿にとって、どれほど大きかったでしょう。また、やられてばかりだった弱い立場から、どんどん気丈になっていく様も、人間の深さを見たような気がします。

容珮&惢心…如懿に寄り添う二人の忠誠心は、命に代えても守る、でした。惢心は、拷問に掛けられて、歩けなくなりました。容珮は、殉死しました😨

実は、このドラマで私にとって最もショッキングだったのが、この容珮の殉死だったんです😮。昔は、珍しくも無かったのでしょうが、胸が痛かった😖💥。。

それだけ、如懿の人間性が素晴らしかったのでしょうが、二人は、如懿と一心同体だったのですね。

衛嬿婉…リー・チュンさん、この人は悪としては、イマイチ迫力が無く、ちょっと役不足のような気がしました。

印象に残ったと言うよりは、嬿婉は人を殺し過ぎです👿。何だかね~ 嬿婉を唆して操っていた太監の進忠(にやけたずる賢い演技が上手かった人)も、あっさり殺しちゃってましたし、瓔珞とかなり違うので、ここまでやらしちゃったか!って感じです。

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そして、終焉

最終回の一つ前の回で、嬿婉の悪事が全て暴かれ嬿婉は毒を飲まされ幽閉。お付きの人達も、これでもかといじめてました。仕方ないですね、それだけの事をしたのだから。溜まりにたまった私の鬱憤も、パァーっと晴れました。

そして、次期皇帝には嬿婉の息子になると言うので、こんな母親ではと、始末される…

史実では、寵愛されていたと言うので、難しい設定でしたね、辻褄は合ってるけど。

最終回は、涙、涙で🥺…

如懿を亡くして脱け殻のようになった乾隆帝は、長生きでした。それだけ苦しむ時間も長かった。

死ぬ間際、自分の白髪を如懿の髪と一緒に入れた箱を抱き、前には梅の木を置き…如懿の元へ 如懿は、受け止めてくれるかしら?

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まとめ

悪を尽くした高晞月や金玉妍、他、亡くなった妃達の各々の立場や心情も丁寧に描いていたと思います。特に亡くなる時。ただ、富察琅嬅が、死後も良く言われる事が、未だに分からない。

一方で如懿に味方する凌雲徹、太監の李玉、穎妃(えいひ)=ズバズバ言う人、容妃=乾隆帝が心を奪われた人等、数え上げるときりがないですが、みんな魅力的でした。特に皇太后は、ちゃんと見てました👀。

如懿が悪事を暴いたのも、自分の為ではなく、亡くなった人達の無念を晴らすためでした。どこまで深い人なのでしょう🥺

乾隆帝も表向きは「皇后は奇行を重ねた」事にして、如懿を解き放しました。やっと分かってくれたのね。

如懿は、ただ愛する人と共に歩くために皇后になり、皇后になってからは、皇后の立場として皇帝を諌めました。全ては愛する人の為。

そして、愛を失った時、どろどろの宮中にいる意味は無かった。

死を以て、如懿は自由になったのです😿

ちょっと長すぎましたか?でも、まだ、色々思い出しそうなんですが😅

最後までお読み頂きありがとうございました💝

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