ネタバレ満載です。
このドラマはロマンス・ラブコメという触れ込みでしたが、終わってみれば、何人もの皇子や愛した人が死に、誰一人幸せを手にした人はいなかった…とんでもない悲劇でした。
衝撃の結末
結末を知らなかった私は、絶対幸せになって欲しい、幸せにならなきゃ(もちろん、ソとス)と、願いながら見続けましたが、その願いもむなしく、ラストを見終えた後は、「ええっ~ここで終わり?!ウソ~!」暫く唖然として放心状態でした😖⤵️。
スを失っただけでなく、仲良しだったペガもジモンもいなくなり、ソは、たった一人になったのです。可哀想で涙が止まらない😭
ドラマって、どんな苦難があっても、それを乗り越えた先の主人公のハッピーエンドを期待して、見ますよね?不治の病におかされているとか、結末が読めるものは、それなりの覚悟で見るし。
気を取り直して、そうだよ、ソは、タイムスリップしてスに会いに行くんだ!と、自分を慰めました😿ヽ(´ー` )ヨシヨシ
更に、スが死なないと、現在に戻れない訳だし…
それから検索して、’続編’の文言がネットに溢れていたので、そうだそうだ、続きがあるんだと、一縷の望みを持ちましたが、何と視聴率も取れず予算も無い、続編は無い…と。またまた落ち込む私でした。
何でも裏番組の、それも私の好きな『雲が描いた月明かり』とぶつかって、視聴率が取れなかったと言う話で…なんで重なるかなあ~
正直、ボゴム好きだし、月明かりは、めちゃくちゃおもしろかった(これもDVD買いました)けど、ストーリー的には、麗に叶わないでしょ、深さが違う😅
ザックリのキャストはこちらから
私の中での悲劇
一番は、宮廷を出て、ひたすらソが会いに来てくれるのを待っていたス。
残された命がわずかな中で、何通も何通もソに手紙を書きますが、一度も読まれることはなかったのです。
ソは、宛名書きが、ジョンの字だったので、読まずに放っておいたのです。ソにしてみれば、スを奪った憎いジョンの手紙を読むはずもありません。
スは、弱った体で、ソを裏切ったにしても、ここまで無視されるのかと、失意と悲しみに暮れながらも、ソの事を思い続けます。
どんなにソを愛していたか…
ソが、手紙を読みさえすれば、臨終にも間に合ったのに、こんなに二人を打ちのめす必要があったのか?スが死ぬ事は避けられなくなっていたのですから、一目会わせてあげたら良いのに!私は、怒りすら覚えたのです😠💨
2番目は、オ尚宮。
可愛がっていたスの代わりに、死を選びます。恋仲だった、ワン・ゴンは、自分の立場上(皇帝)、オ尚宮を救う事が出来ませんでした。
自分の愛した人、いえ、今でも愛している人を死に追いやるしかないって、助けられないって、もうちょっと頭を使って、逃がしてやってよ、皇帝でしょ!💢💢💨
恋仲だったオ尚宮を捨て、皇帝の座に着いたワン・ゴン。それでもオ尚宮は側にいたいと、宮廷にとどまります。
オ尚宮は、病で長く生きられなかったにしても、自分の事を慕ってくれる娘のようなスの為、命を差し出します。それを必死で止めようとするス。
美しい二人のお互いを思って泣く姿は、胸が締め付けられ、号泣😭😭😭💦。
娘の為にしてあげられるオ尚宮より、大好きな母のような存在に自分の身代わりをさせるスの苦しみの方が大きかったでしょうね。この出来事で、スとソは、急接近することになるのですが。
優しいオ尚宮…私は大好きでした😌。
3番目は、ウンとスンドク。
ウンは、スが好きでしたが、皇帝に無理矢理スンドクと結婚させられます。
スンドクにとって、ウンは子供の頃から思い続けた人でしたが、ウンは、スが忘れられず、なかなか受け入れられません。
ある時、スンドクの結っていた髪がバサッーとほどけ、それを見たウンは、スンドクが女性であることに気付き、次第に心惹かれていきます。やっぱりロングヘアーって、最強なんですね😅。
強くたくましいスンドクは、子供のようなウンを守り、二人は見ていて微笑ましく、可愛かった。そんな無邪気な二人だからこそ、待っていた悲劇は、より一層悲しみを大きくさせました。
スンドクは、ウンを守ろうとし、ウンも持てる力を振り絞って、スンドクを守ろうとし、二人は命を落とします。
ここまでする必要があるのか?(また言ってしまいました)どこか知らない土地に逃げ延びて、密かに暮らしてても良いんじゃないの?😾
まとめ
簡単にはまとめられないのが本音です。なんせみんな悲しい結末を迎えていますから。
長男のムや、ヨ。ロマンスこそありませんでしたが、皇帝の権力争いを巡って、悲しい人生を生きました。
ヨを、演じたホン・ジョンヒョンさん。このドラマではメイクと役にはまった表情で、怖くて嫌な印象でしたが、『ママ~最後の贈り物~』では、爽やかな笑顔で大ファンになりました(単純)。それだけ演技力が素晴らしい俳優さんです。
そして、我が子のソを毛嫌いした母親の皇后ユ氏も皇帝の愛を得られず、ソの皇后となったヨナも地位を得たものの、ソに愛されず、ウクの病で亡くなった妻ミョンもスに愛する夫を譲ろうとしました。
良い人も悪い人と思われた人も、みんな愛に飢え、満たされず、人生を終えます。
そう、幸せになった人が一人もいない…!
悲しいストーリーは、美しいのかもしれませんが、ここまで悲しくする必要が?
しつこく言ってますが、決して批判している訳ではありません。素晴らしい作品だからこそ、入り込むのです😁。
それだけ華やかな宮廷で贅沢に暮らす人間は、幸せではないと言いたかったのか?
ともあれ、続きが見たくて気持ちが抑えきれず、ホームページのあらすじをチラ見したり、私にとっては、これ以上心を揺さぶられる作品には生涯出会えないだろう位に心酔したドラマでした。
現代で楽しく笑い合うソとスを思い描きながら二人の幸せを祈ります。