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宮廷女官 若曦 ネタバレ感想

中国ドラマ
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韓国ドラマの『麗』と同じ原作(歩歩驚心)と言うので、ずっと見たかった作品。

U-NEXTで現代版も見れるぞーと思っていたのに、続編がエントリーされてない…ウソ〜!(。>д<)

かなりショックを受けてますが、まずはこれを見てからだ(๑•̀ㅂ•́)و✧中国ドラマブームの火付け役とか言われてますしね。

2011年か…かなり前ですね😥

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主なキャスト

若曦 /張暁…リウ・シーシー

第四皇子(雍正帝)…ニッキー・ウー

第八皇子…ケビン・チェン

第十三皇子…ユアン・ホン

第十四皇子…ケニー・リン

第十皇子…イエ・ズーシン

第九皇子…ハン・ドン

美しき九人の皇子たち…なんだけど、皇太子と後は、第一?第三?かなあ?

取り敢えず、上記の六人がメインのようです。

それにしても、美しき…とは?

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皇子たちの抗争

どうしても『麗』と比べてしまうのだけど、こちらは剣を振りかざす場面は遂になかったですね。それぞれが派閥を作って、どう権力を固めて行くか?表面は静かで水面下で画策しているといった感じでした。

兄弟も三人従え、一番勢力があったのは、第八皇子でした。後の皇位継承者である第四皇子は、兄弟でも十三皇子だけ。しかし、父親の康煕帝は、派閥争い権力闘争を最も嫌っていた為、第八皇子は疎まれるのです。人柄に惹かれ集まっていたとしても、皇帝にノーと言われれば、それまで。何とも皮肉です。

タイムスリップしてきた現代の張暁は、そんな権力闘争真っ只中に飛び込むのです。

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美しき皇子たち

ウーン、若曦のお相手となる第四皇子と第八皇子ですが、どちらも年齢がかなり上で、しかも私的に好みではないので、感情移入がしづらかったです。キュンとならない?🥴

中国では、どの皇子が一番素敵かと、話題になったそうですが、他の皇子もなかなかキュンとしなくて😥 好みって大事ですね。


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ニッキー・ウーさんは人気のある方なんですが、リウ・シーシーさんとは、17歳差。でも、結婚されてるから、年齢は関係ないんですね、そっかあ👀

唯一心が引かれたのは、十三皇子。素敵までは行かなくて、役柄が素晴らしかったと思ったわけで😜

この十三皇子は、第四皇子を信頼し、最後まで付いて行きます。『麗』では、ナム・ジュヒョクさんが演じていましたが、恋人の死によって離れて行くので(ことさら孤独感を表現)、若曦の方が史実に合ってますね。病気で亡くなった時、雍正帝(第四皇子)は、何日も悲嘆に暮れたそうです。

また、若曦との関係性も良かったです。いつも、話を聞いてくれ、情報をくれ、励ましてくれました。頼りになる存在で、どんなに助けられた事か。

しかし、十年も幽閉🔒って、どんな感じなのか想像も付きません。父親もよくこんなに放っておけますね。忘れちゃったのかしら?

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その時代に生きるという事

現代の張暁は、浮気した相手をぶっ飛ばすような活発で気の強い女性💪でしたが、この時代に来て、どんどん萎縮?大人しくなって行きます。

最初の方こそ、コメディータッチで取っ組み合いの喧嘩をしたりでしたが。(この辺は正直面白くなかったなあ😥 『麗』は、面白かった)

そう、この時代の女性たちは、忍耐と男に尽くすだけ。表に出ようものなら、たちまち恐ろしい刑罰が待っている、しかも自分だけではなく、夫や家族、一族迄も巻き込んでしまう。かと言って、何もしないのが良いかと言うと、何もしなくても災いが降り掛かって来る🥴

第八王子の正室・明慧は、その最たるものでした。夫の為に離縁を申し出、一族の為に自ら命を絶ちました。何にも悪くないのに😢…  この潔さには驚いたと言うか、良い人だったんだ。実際側室に意地悪してたので。

この刑罰ですが、エグいですね。肢体引き裂きは、実際に引き裂かれたシーンまでご丁寧に作ってる。もっともショッキングだったのは、釜蒸しの刑。釜茹でじゃないんですね。こんなの初めて聞いた。しかも、処罰されたのは、若曦の親友、玉檀。こんな恐ろしいことを人間は出来るのですね😣

こんな環境で大人しくならない方がおかしいというものです。

終わり近くで、全ての災いの元凶が自分であったとわかった時、若曦は身も心も凍り付き、宮廷を出たいと切に願うのです。例え愛する人と離れても。

第八皇子に「第四皇子に気を付けて…」と、本当に心配して言ったのですが、この言葉がきっかけで、争いが始まったのでした。

歴史好きだった事で何かと予想して乗り切って来たはずだったのに、結局自分の一言がきっかけだったなんて、そりゃ震え上がります。逆に若曦がそこにいなかったら…?いたからこそ、歴史が作られた…う〜ん、感慨深いです🤔

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まとめ

全体的には、あらすじが分かっていたので、ハラハラドキドキは少なめでした。それでも釜蒸しとか出てくるからねぇ((( ;゚Д゚)))

『麗』とは、別物でした。イ・ジュンギメインで、イケメンを取り揃え、キュンキュンするロマンス中心の『麗』に比べ、『若曦』は、淡々とその時代の習慣や宮廷のしきたりなど重々しい感じで、史実に忠実に展開されていたと思います。火葬のシーンなんかもありましたね。

ただ、若曦の第八皇子や第四皇子に対する気持ちの変化が分かりにくかったです。ん?最初から、第四皇子が好きだったの?とか。

よく、『麗』を先に見てて良かったと聞くのですが、私は逆が良かったかなあ?

先が読めず、ジワジワっと進んでいく感じを堪能したかった。

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